小澤征爾音楽塾。

東京はまだまだ暑い日々が続き、本当に秋は来るのだろうか、と心配になる毎日です。皆様、如何お過ごしでいらっしゃいますか?

私は、先日行われた「小澤征爾音楽塾」の中国ツアーに参加させて頂きました。

私にとっては、4年振りに参加させて頂いた今回のプロジェクト。

ニュースなどで、ご存知の方も多いと思われますが、総監督の小澤先生が体調不良の為、ツアーには参加されない事が決定したのが、中国入りする3日前の話。

この様な緊急事態と共にスタートした今回のツアー。

実は私、プログラム前半のモーツアルト、そしてラベルの「ラ・メールロワ」でコンサートミストレスを務めさせて頂いており、この様な事態に若いオーケストラをどの様にまとめていけば良いのだろうか、と不安もありました・・・・。

それでも、コーチとしていらして頂いた先生方、スタッフの方々、そして、小澤先生の音楽を必死に紡いでいこうと頑張った若い塾生のパワー、熱意で北京、上海の2公演は盛況のうちに終了致しました。

プロジェクトには、若い中国人アーティストもオーケストラの団員として参加しており、その彼等の音楽に対する真摯でまっすぐな思い、ソリストとしていらしたピーターゼルキンの天上の音楽と思う程の美しい音を聴き、そして、とあるコーチの先生が仰っていた、「音楽は常にポジィティブなものだと思う」というお言葉に、胸につかえていた思いが溶けていくのが分かりました。

日々の生活で思う事はたくさんあるけれども、それでも、音楽には常に謙虚な気持ちで向き合いたい。

今回のツアーを通して、その思いが強くなっております。

これから新たな気持ちで音楽の力と、自分の想いを信じて精進してまいります。

秋からのシーズンは才能豊かな、大好き人達との共演が目白押しです。 素晴らしい仲間達なので、どうぞ聴きにいらして下さい♪